Kansai WordPress Meetup Kobe #19 に参加しました

いつも充実のテーマで開催されている、神戸のWordPress MeetUp(勉強会&交流会)。しかしながら、同じ関西でも神戸は遠いので、今まで一度も参加できませんでした。オンラインで開催してくれればいいのになぁ・・・と思っていたところ、コロナの影響で思いがけず願いが叶い、今回初参加できました。

Meet Up のイベントバナー画像

今日のテーマは、まさに私が情報を得たかった内容。
「ブロックエディタに慣れとう?慣れようよ。」(※一部、神戸弁です。)

今まで、WordPress の投稿や固定ページを編集する際に、古いエディタ(=クラシックエディタ)を使ってきた人たちが、新しいエディタ(=ブロックエディタ)に慣れて移行するきっかけを作ってくれそうな、ありがたいテーマです。自分の覚書としても、久しぶりに書くことにします。

イベントはZOOM で開催され、概要説明後、各自の自己紹介と質問コーナーがあり、私も緊張しつつ2点ほど質問させていただきました。イベントの最後にはスペシャリストさんによる怒涛のブロックエディタ機能紹介コーナーがあり、ZOOM画面のあちこちから驚きや感嘆の声が上がって大満足の後、お開きとなりました。また、あちこちから参加者の突っ込みが非常に多くて、「さすが関西やなぁ~」と、おかしいやら感心するやらでした。

今回のMeetUp を通じて改めて感じたことは、以前にも書いていましたが、「WordPress がJimdo に近づいた」ということ。

と言ってもJimdo をお使いではない方には意味が分からないと思うのですが(汗)。要するに、WordPress でも「ブロックエディタ」の種類と設定さえ覚えてしまえば、HTMLやCSSのコードを一切書くことなく、思い通りにレイアウトから外部メディアの埋め込みまで、自由自在にコンテンツを盛り込むことができるということです。今までWordPress は、文章や画像を入れる以外の複雑なことを実現するには、やっぱりコードを書かなければならない場合が多かったのですが、それがJimdo のように初心者でも直感的に、そしてもっと柔軟に行えるようになったと思いました。

(現在、WordPress のクラシックエディタ+「TinyMCE Advanced」プラグインで実現しているような編集を、さらに圧倒的な種類の豊富さと設定の細やかさで、コンテンツごとに設定し載せることができます。)

もちろん、ブロックエディタの種類はなかなか膨大ですので、すべてとは言わないまでも、その大半を覚えて使いこなすには、それなりに時間がかかりそうです。それでも、いい時代になったなあとしみじみ思います。知識や技術がなくても「発信したい何か」があれば、種々盛りだくさんのコンテンツを、かなり思い通りに発信できるようになりました。

最後に課題となるのは、やはりWordPress の定期的なメンテナンスでしょうか。最初にブロックエディタが提供された頃から比べても、現在に至るまでに細々とした改良が積み重ねられており、ブロックエディタ以前のWordPress とはまったく別物になったと言えます。これからもますますアップグレードされ続けて、十数年前に私が触り始めた頃とはまったく異次元の高度なCMSになっていくのでしょうね。セキュリティーのこともありますし、負担にならない範囲でタイミングよくメンテナンスを行っていくことが、運用にあたって大切だなと思います。

(※WordPress コアを自動でメンテナンスしてくれるサービスも紹介されていました。ただし、プラグインやテーマのアップグレードは自身で行うそうです。また独自ドメインを利用する場合は有料とのこと。微妙ですね。)

WordPress がいずれブロックエディタへ完全移行するのは必然的な流れで時間の問題といえます。当面はプラグインを利用してブロックエディタを無効にし、クラシックエディタを使い続けられるとは思いますが、これまでクラシックエディタに慣れてきたクライアントさんにも、いずれはブロックエディタに慣れてもらって、移行する時が来るでしょうか。そのタイミングはいつがよいのやら。また悩みが一つ増えますが、クライアントさんのご負担にならない範囲で、これからご一緒に考えていかねばと思いました。